日本ゴルフ界最高のスーパースター、”ジャンボ”こと尾崎将司プロ。
ツアー勝利数は、なんと113勝。世界ゴルフ殿堂入りも果たした不世出の偉大なプロゴルファーです。
ジャンボ尾崎プロが使用して大ヒットした「WOSS(ウォズ)」をはじめ、クラブデザイナーとして、全盛期だった尾崎プロのプレーを用具面から支えたのが、弊社代表、増田雄二です。
卓越した実績もさることながら、ゴルフクラブにも極めて造詣の深い尾崎プロ。
当時は、構えた瞬間に「使えない」とほとんどのクラブを放ってしまうほど、強いこだわりがありました。
当時、地元九州で、削り出しパターを独自に製作していた増田に白羽の矢が立ったのはそんな時です。増田の製作したパターを持つと、尾崎プロは何も言わずにパッティングを始めたといいます。
以降、増田は、チーフデザイナーとしてクラブ制作の指揮を執りました。
尾崎プロのクラブには、触ることすら許されるのはごくごくわずかな人に限られます。増田は、そんな尾崎プロから全幅の信頼をおかれ、その時期の全てのクラブデザインに携わったデザイナーです。
そして、2004年、最高のトッププロたちとのやり取りの中で生まれたノウハウやアイディアを具現化するべく、マスダゴルフを設立。
大量生産を行わず、ツアーで培った技術そのままの、自社工場によるものづくりとアフターサービス。既存メーカーとは一線を画した、ゴルファーの感性を引き出すクラブ理論が、プロをはじめとする多くのゴルファーに支持されています。
設立当初から販売している『STUDIO-1』パターは、現在もオーダーが尽きることがない、現代のゴルフ界では異例の超ロングセラーモデルです。
ハンドメイドで製作される『STUDIO-1』パターに代表されるように、10年以上の時が経過しても色褪せない設計思想と、熟練した技術でひとつひとつ丁寧に作り上げるマスダゴルフの哲学は、全てのモデルに息づいています。
アイアンでは、過去のクラシックモデルの形状を活かしながら、現代の技術を取り入れた「マッスルプロト」アイアンを発表。その圧倒的な存在感が評判になりました。
今でこそ、多くのメーカーがラインナップしているマッスルバックですが、当時はマッスルバックアイアンを作っているメーカーはほとんど存在していませんでした。商業的な成否はひとまず抜きにして、メーカーとしての心意気で生み出したアイアンです。
オリジナルグリップ「スリックフィット」も、発売以来大人気で「これしか使えない」というゴルファーが増えています。2014年にはグリップ工場を設立し、自社での製造をスタートしました。
マスダゴルフの初期の傑作モデル「COMPLETE C-03」ドライバーや「V-ROD」ドライバーでは、“センターバランス”という独自の理論を採用。
同時代のクラブ開発がこの10年間、深重心、低重心、浅重心などと様々に流行する中、マスダゴルフでは、一貫してシャフト軸線上に近いところに重心があり、クラブが操作しやすく、しかも飛距離性能が極めて高いクラブを世に送り出してきました。
その代表作である「V-ROD 450」ドライバーは、ボール初速性能に優れ、当時のドラコン日本記録を樹立するなど、その飛ばし性能が大いに人気となりました。増田自身もドラコン競技に参加して、日本ランキング1位(シニア部門)になるなど、その飛距離性能をアピールしました。
操作性が高く、フェースローテーションとスピンコントロールの行いやすいクラブは、マスダゴルフの最大の特徴です。使えば使うほど、スイングが良くなり、感覚が向上していきます。人間が本来持っている感性に訴えかけ、ゴルファーのポテンシャルを引き出す、マスダゴルフの哲学がそこにあります。
2012年には、「VP-6」ドライバーを発表します。
構想から丸5年かけて製作した「VP-6」は、圧倒的にやさしく、誰もが飛ばせるドライバーになりました。
翌年には「VP-6」FWを発表。アベレージ層には難しいクラブだったFWが地面からやさしく飛ばせるモデルです。
2013年のつるやオープンで、尾崎将司プロがエージシュートの偉業を達成されました。その時、使用されていたのが、後に『スタジオウェッジ M425』として市販するスペシャルチューンウェッジ。そして、長尺で飛距離を伸ばせる高弾性シャフト『D-65』です。
『M425』は大変な人気となり、現在ではグースネックウェッジの代名詞的存在になりました。2017年には要望の多かったストレートネック仕様『M425/S』を発表し、さらに多くのゴルファーに支持されています。
2016年は、増田雄二自身が「マッスルバック革命」と表現する新作アイアン、『ファストマッスル』を発売しました。存在感抜群の硬派なフォルムでありながら、多くのゴルファーが打ちやすく振りやすい、革命と表現するにふさわしい高機能マッスルバックアイアンです。
2019年には、ひさしぶりのNEWパターのラインナップとなる『STUDIO-3』、そして、7年ぶりの新作ドライバー『FBL』を発売しました。どちらも開発に数年間かけて生まれたマスダゴルフの自信作です。
マスダゴルフのクラブは、創業以来、一貫した設計思想で独創的なゴルフクラブを生み出してきました。これからも、ゴルファーの感覚を引き出し、より楽しいゴルフのパートナーになるクラブを開発していきます。